「自分ではどうにもならない不安」

こんにちは!「陰陽師被害ドットコム」ブログ更新です。
専門的ではない被害者目線で「偽陰陽師」や「インチキ・スピリチュアル・カウンセラー」の情報をお伝えしていきたいと思います。
担当はサトウになります。
どうぞよろしくお願いいたします。

中高年が出合う「自分ではどうにもならない不安」
そこから依存→失敗の道ができることも

マインドコントロールなどの研究を行う、立正大学 心理学部教授の西田公昭氏は、スピリチュアルを切り口に被害に遭うケースを多数見てきた。

「数億円失った人も珍しくありませんし、財産をすべて取られたケースも多数あります。自分の会社を占い師に乗っ取られた事例も聞かれますね。経営者や家庭を持つ人がハマるケースも多く、途中で妻が忠告したところ、妻を悪者に仕立て上げ、離婚に持ち込ませたパターンも多いです」

繰り返すが、スピリチュアルを信じたり、嗜んだりすること自体が悪いというわけではない。しかし、上述のように盲信した結果、大金や家族、会社を失うのは明らかに“失敗”だ。それも、取り返しのつかない失敗だ。

ちなみに、スピリチュアルにハマる人の傾向について「世代間の明確な差はない」と西田氏は言う。つまり、若い人も中高年も同じようにハマるということだ。ではなぜ、人生経験を積んできた中高年が没入するのだろう。ヒントとなるのは、西田氏が話した以下の見解だ。

「生きていれば、自分の努力や行いだけではどうにもならない事柄に直面します。そして、そこに大きな不安を感じるケースがあります。例を挙げれば、子どもの病気や受験、仕事なら部下の働きやトラブルなど。このとき、当事者は『運に頼る』しかなくなります。そこで台頭するのがスピリチュアルで、このタイミングで心を掴まれると依存を強めやすくなります」

もちろん、最初は多くの人が半信半疑の気持ちで助言を聞くだろう。だが、そこで自分の性格を言い当てられたりすると、信じる気持ちは強くなる。

「たとえば高齢の女性が一人で占いに行ったとして、『これまでに恋愛で失敗したことがありますね?』と聞かれれば、ほとんどの人は『はい』と言います。これはコールドリーディングという手法で、大抵の人に当てはまることを、まるで言い当てているかのようにしているのです」

こういったことで信じる気持ちを強めすぎると、被害につながる可能性がある。あるいは、利用されることがある。もちろん、すべての占い師がそうとは言わないが。

「日本人は、小さい頃から占いや血液型のタイプ分けなどを日常的に話題として楽しんでいます。そういった中で、自然とスピリチュアルへの親近感が醸成されています。このレベルで楽しむ分には問題ありませんが、もっと危機的な不安に直面した際、“実体がない”のをいいことに、スピリチュアルを使って相手を騙したり、都合よく利用したりする人がいることも事実です」

ある人から「これを買えば運気が良くなる。きっと◯◯は起こらない」と勧められたとする。もしも実際に買って悪いことが起こらなければ、それを信じる気持ちは強くなる。

では、買ったのに悪いことが起きたら?その際は「あなたの信じる気持ちが弱いからバチが当たった」、あるいは「買ったからこそ、このくらいで済んだ」と返される。そういったレトリックで騙す人がいることも忘れてはならない。

 

ダイヤモンド オンライン  より転載

スタッフの感想

今回も「ダイヤモンド オンライン」より実例報告を取り上げました。
目に見えないものを信じるのは自由ですが、誰かに利用されてしまうのは問題ですね。特に狙われるのは資産家の方々で、大金をお持ちなので上手にコントロールされてしまいますよね。インチキ・スピリチュアル・カウンセラーや偽陰陽師が、上手い言葉で近寄って来ます。(偽陰陽師と言っていますが、陰陽師を名乗った瞬間からインチキですけどね・・・)

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