「わたくしは天に選ばれた特別な人間、本物のスピリチュアルヒーラーなのよ!!」というアイデンティティーに依存する悪徳ヒーラーとその生徒たち

こんにちは!「陰陽師被害ドットコム」ブログ更新です。
専門的ではない被害者目線で「偽陰陽師」や「インチキ・スピリチュアル・カウンセラー」の情報をお伝えしていきたいと思います。
担当はカワサキです。
どうぞよろしくお願いいたします。

「わたくしは天に選ばれた特別な人間、本物のスピリチュアルヒーラーなのよ!!」というアイデンティティーに依存する悪徳ヒーラーとその生徒たち

ある悪徳ヒーラーが言っていた。
この世には愛を知らない、愛を持っていない人間たちがいると。
平気で他人を利用し、傷つけ、お金を騙しとり、暴力をふるい、人を殺し、自分の目的を達するためには何でもする、
金儲けのためなら何でもする、罪悪感もない人間たちがいるんだと。

そして、悪徳ヒーラーは無償の愛について講釈をたれる。自分に酔いながら。
高額すぎる講座やセミナーの中で、自分の偏った思想を、道徳の教科書を朗読するように心に響かない薄っぺらい言葉で。

口先だけだから、生徒に穿った質問をされても言葉に詰まって答えられない。
言葉を濁してその場を逃げて、うやむやにした。
何一つ、生徒を感動させるような…生徒を心底納得させ、生徒の魂が感動するような、生徒が感嘆のあまり唸るような、見事な回答ができなかった。

この悪徳ヒーラー自身は愛を持たない…持っていたとしても自分への愛だけだと私は思った。
そう思える思想や言動が多々あったので。
口では「子供や夫のために死ねる。見ず知らずの人のために死ねる。」などと言っているが、その証明を求められる場面が他人の前で、目の前にいる生徒たちの前で起きるはずがないと思っているだろうから言えるのだ…と思った。
もしかしたら、そう言っている瞬間だけは本気でそう思い込んでいるのかもしれないが。

軽々しく「愛」とか「無償の愛」について語れること自体が…自分の偏った価値観や思想や言葉で他人に「愛とはこういうものですよ!!」と、さも自分の答えが唯一の真実、正解だと教えること自体が…高額すぎる料金をとって教えていることもだが…そういうことができる精神状態は危ういと思った。いびつだと感じた。どこか歪んでいて嘘に聞こえた。

自分の言葉に他人を引き込んで、自分の思考に染めてしまおうというような企みだと思った。つまり、人が求めてやまない真実の何かの一部分をそれらしく語って感動させ、その言葉の威力を借りて自分自身を素晴らしい人間だと思わせて、
自分を賛美、尊崇させることで他者を支配しようという欲望を感じた。

人間は何かを信じたい生き物だと思うが…信じこむことで自分の弱さや恐れや醜さ…あらゆる本心を直視することを避け、思い悩まず、考えず、精神を病まずにすんでいる場合も多いだろうと考える。
宗教やスピリチュアルはその最たるもので、最も分かりやすいものかもしれない。
自分の精神の安定を保つために、何かを信じたい…。悩み苦しみたくないから、考えたくないから、逃げたいから、誰かに決めてもらいたい、依存したい、助けてもらいたい…。

こういう弱い部分を悪徳ヒーラーにつけこまれてしまう。盲信する、狂信する、家族や友人まで迷惑をかける。
そして洗脳されてしまう。騙されて大金を失い、心も体も傷つき、時間も若さも、家族も友人も、仕事も失う…
実際、被害者はそういう状態の相談者や生徒が多い。
中には躁鬱病の生徒につけこんで、躁状態の時に高額の講座の勧誘をする悪徳ヒーラーもいる。

洗脳されて悪徳ヒーラーを深く信頼すると、悪徳ヒーラーの思想や言動の元となる世界を信じるようになる。悪徳ヒーラーの持つ偏った世界観に、他人の作った世界の一部として生きはじめ、悪徳ヒーラーの支配下におかれる。
悪徳ヒーラーが自分の理解者、救世主、本物のスピリチュアル・ヒーラー、天に選ばれた指導者、天の意思の代弁者のように思え、気に入られようと言いなりになったり、言動を真似たり、同様の思想を持とうとする。
そうして自分の世界を持てなくなる、失ってしまう。あるいは自分の世界が悪徳ヒーラーのコピーになり下がる。
自分の人生を生きられなくなる、他人の思想言動に塗り替えられて疑問にすら思わなくなる。
むしろ、それを望むようになる。

そして悪徳ヒーラーや自分と異なる他者を哀れんだり、見下したり、時には自分達の思想や言動に賛同させようとする。
言いなりにならないと、また哀れみ、見下し、場合によっては責め立てたり、罪悪感を与えたり、自分は被害者ぶるなどして、常に自分は絶対的に正しいことをしていると自分に信じこませて、自分の精神の安定をはかっている。
自分がやっていること、思っていることに疑問すら持てなくなっているし、他人の立場や気持ちを慮ることすらできなくなっている。

それをすると自分の認めたくない本心や現実を認めなくてはならないし、見たくないものを直視しなくてはいけなくなるから。自分の精神がそれに耐えられないから。精神の安定のためにスピリチュアルに逃げて依存しているから。
他者の方が正しいと認めたくない、他者に否定されるのが怖い、自分は天に選ばれた特別な存在で、そのへんの愚民と同じ低レベルな人間ではない、はるかに意識的レベルの高い素晴らしい人間だから!!と思いたいから。

普通の人たちとは違う「特別な人間である私」というアイデンティティーを持った人たち、というわけか。

だから悪徳ヒーラーも、その生徒たちも自分の心を安定させるために、自分の力で考えないためにスピリチュアルにはまっている。自分の醜さ、弱さ、汚さ、恐れを見るのが怖くて、認めたくなくてスピリチュアルに逃げている。
自分のまやかしの、理想のアイデンティティーを獲得している気になっているだけ…
それにしがみついているから、ますますスピリチュアルや悪徳ヒーラーにはまりこんでしまう…ということだと、私は考えてる。

私の中では…一部分だが、中世の魔女狩りの異端審問をした聖職者や欲のために密告した告発者たちのイメージと重なる。
神の名のもとに、アーメン…そう言いながら多くの罪のない男女を拷問し火刑にした
信仰を大義名分に、そういうことが平気でできる精神状態に近いのではないか?と思えるから。

悪徳ヒーラーは、本当は愛を知らない、愛を持っていないから、愛について軽々しく話せるのでは?
無償の愛、家族愛、親子間の愛…色々あるけれど、実際は持ち合わせていない…愛を知っているつもりになってるだけの人なのだと思う。
本当はとても可哀想な人なのだろう。
だからって、やってきたことが許されるとは思わないけども。

 

いおえ 「なんでだろう?」  はこちら!

スタッフの感想

今回も「いおえのなんでだろう?」のブログの「「わたくしは天に選ばれた特別な人間、本物のスピリチュアルヒーラーなのよ!!」というアイデンティティーに依存する悪徳ヒーラーとその生徒たち」を取り上げました。
悪徳ヒーラーは何処かでキチンと修行をした訳でもなく、また大変な人生経験から学んだ訳でもありません。少しだけ普通の方より話が上手かったり、感が鋭かったりするだけで、特別に選ばれた人間ではありません。しかし、特別観を出して営業してきますよね。私どもに次々と報告が入っている軽井沢の「長〇は○み」も、自分は神に選ばれた人間だから、大震災が来た後に世の中を引っ張っていく存在なんだと言っていたそうです。だから自分が地震の避難所に居る時は、塔の天辺に灯りを灯して存在をアピールするそうな・・・?あれ、それは教祖様ということですか?笑 悪徳ヒーラー達を退治する為に証拠が続々と集まってきています。今後もこのブログを取り上げて、暴露を進めて行きたいと思います。

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