自己啓発やスピリチュアル系の沼に何度もハマッた【元・呪われ女子座談会 part2】その2
ズク子:20歳くらいのころ、街頭キャッチでアロマっぽいハンドマッサージの体験に誘われて、その流れで系列店の全身マッサージに連れていかれ、最終的に契約書が出てくる。「キレイになれる!」という言葉につられて、エステのコースから低周波治療器、矯正下着、最終的になぜかダイヤモンドを買わされました。後日友だちも同じ会社にひっかかっていることを知り、ふたりでこれはやばいのではと調べて、行政書士のところに駆け込んでクーリングオフできましたけど。いやあれは、親にめっちゃ怒られましたね~。
ノジル:懲りてないじゃないですか。この前も、8万プラス旅費出して縄文祭。
ズク子:私ダメなんですよー。マルチなフォーエバーリビングのアロエジュースにもひっかかりましたし。
一同:フォーエバー(笑)!
ノジル:御存じない方のために説明しますと、フォーエバーリビングプロダクツはアロエジュースを主力商品としてアメリカで設立された会社です。この販売方法がマルチであることが広く知られていて、またそれだけでなく根拠のない健康効果が謳われまくっています。
ズク子:なじみの美容師さんが、「最近、僕いいダイエット見つけたんだ!」と誘ってきて、細胞診断師とかいう肩書のがりがりにやせたおばちゃんを紹介されましたねえ。
ハト江:私も世間知らずのところがあったので、ノニジュース買っていましたよ。「ノニは先住民の薬なんだよね」とか言われて。1本6000円くらいするんだけど、指定の量を飲むと3日くらいでなくなってしまう。そのときは本当に忙しくて何も考えていなくて、しばらく買い続けていました。でもたまたま知り合いに「それ誰から買ってるの。マルチだよ」なんて教えられて、ようやくやめました。
イル香:私が買ったのは布ナプキンと冷えとり靴下かな。子宮教の前は冷えとりの女王である服部みれいさんが素敵だと思っていたんですが、サイン会の休憩中にあれっと思うところが見えてしまい、冷めました。それ以前に私はもともとファッションが好きなので、冷えとり靴下を10枚はくっていうのがビジュアル的にすごく嫌で、ハマるほどには行かなかったというのもあるのですが。冷えとり健康法をやっても体調はむしろ悪くなるし、靴下はすぐに穴があくし、めんどくさがりだったところもあります。子宮教にはまっていた頃は給料がよくなかったので、はるちゃんとの個人セッションに49万も払うのがどうやっても無理で、本を買ったり比較的安い講演会に行くくらいに留まっていましたね。会場では布ナプキンをひとつ買ったんですが、するとその横で「30個下さい」「あるだけ全部ください」と競うように買っている人たちがいるんです。販売する側も、私が「1つください」と言うと「1個でいいんですか? 本当に?」とか煽ってくる。そのあたりも、徐々に目を覚ましたきっかけかも。49万払ってセッション受けた人の体験談ブログなども読みましたが、もう価値観が違うとしか言いようがありません。
つづく
WEZZY より転載