私たちが自己啓発&スピリチュアル系から脱出できた理由【元・呪われ女子座談会 part1】その7

ウサ美:その男性は子宮委員長やその元夫である岡田哲也さんとかも崇拝していたので、不道徳なことはかっこいい! という主張に影響を受けている感じでした。隠し子がいることも、自慢げにしていましたし。

編集:男は女がたくさんいるほうがカッコイイというのも、昭和っぽい価値観ですよね。

ズク子:女子校みたいなノリもあるんじゃないでしょうか。身近にいる数少ない男性がすごくモテるんですよね、男性教師とか。Happyちゃん界隈は信者のほとんどが女性で男性はあまり見かけませんでしたが、女性が多いスピ界隈って、変な男性でも意外とモテてしまいそう。

ハト江:私がハマっていた沼はオーラソーマだったんですが、その界隈でも男女のモメごとはありましたよ。オーラソーマの人たちって、めっちゃピンク色を大事にするんですよね。「無条件の愛」とかいって。でもそのわりには、夫や他人の悪口言いまくる。

一同:あるあるだなー(笑)。

ハト江:そもそもオーラソーマの世界に入ってくるきっかけが、失恋したとか浮気されたとかしたとかのパターンが多い人たちだったせいかもしれませんが、泥沼不倫とか本当に多かったです。「彼は家庭を持ってるけど、魂は私と繋がってるの」みたいな感じ。最近よく聞く「ツインソウル」とかも、だいぶ前にからありましたね。そして不倫の状況とかを、「ギフトだから」とかいうんですよね。彼氏がいるのに「霊的な力が欲しいから」とか言って霊能者に会いに行き、力を受け取るには一夜を共にしなくてはいけないというパターンもあります。

編集:それ、オウム真理教も似たような事やっていませんでした?

ノジル:尊師とセックスするとクンダリニーが覚醒する、でしたっけ。

ハト江:でも勉強を始めた当時は、私の知らない世界に触れることが楽しかったんですよね。そこから抜け出したのは、「あれ、ここにいると普通の幸せはないかも」と思ったこと。薬物で捕まる人とかもいたから、全然救われてないじゃん! と。現夫である当時の彼氏が心理系の仕事をしていたので「それはおかしい」など指摘してくれて、ブレーキになったことも大きいですね。

 

つづく

WEZZY より転載