悪徳商法に気をつけよう

霊感・霊視商法のトラブル

霊感商法や霊視商法により被害を受けたというトラブルが多数発生しています。これらは、資金獲得活動に伴ったトラブルです。
全国の消費生活センター等に寄せられる最近の苦情の傾向をみると、霊感商法よりも霊視商法や占い、運命鑑定、精神修養講座に関するものが増加しています。

最近のトラブルは

霊感商法とは、家族の病気等の不幸を聞き出して、運が開ける、先祖を救うため等といって、高価な印鑑や壷、健康食品を買わせる商法のことで1000万円以上の被害者が多数出ました。

霊視商法とは、水子の霊が祟っている、このままだと家族が死ぬ等と脅かして祈祷等の名目でお金を取る商法です。また、占い、運命鑑定の一部には、先祖の祟りがあるといって高額な祈祷料を払わせるものがあります。精神修養講座にも、性格を高める、自己改革等といって宗教哲学をうたい勧誘するものが見られます。

被害に遭わないために

霊感商法には、訪問販売やアポイントメントセールス等もあり、訪問販売法の規制対象となるケースも見られます。しかし、不特定多数を対象とした新聞の折り込み広告によって勧誘している霊視商法や占いは、訪問販売法の規制対象とはなりません。宗教家の著書を読んで出向いた場合も同様です。

霊感・霊視商法は被害が高額になるだけでなく、精神的な被害が伴うケースも多くありますので、気をつけることが肝要です。

 

全国大学生活協同組合連合会より転載

コメントを残す