スピリチュアルに累計1000万円を投じた48歳女性が、その後に得たもの Part6
「スピリチュアルの中でも一番原始的なコンセプトである『直感』、最近の言葉で言うと『引き寄せ』ですよね。何かわからないけどいけるような気がする、という感覚。例えば、派遣をやめてJAXAを受けてみようと思ったときも、いつもの自分だったら『無理でしょ』となったはずなんですよ。でも、なんか行けるかもと思えて、試験もスムーズに通ったんですよね。
ほかにも、仕事が嫌になってフロリダ旅行に行ってみたら、ケネディ宇宙センターに行くことにした日に、たまたまオービター(宇宙探査機)が地球に戻って着陸する日で、その一部始終を見ることができたなんて出来事もありました。人生を振り返ると、自分にとっていい選択だなと思うことは、『引き寄せ』の力を感じることが多いです」
現在アキコさんは、最初の夫とすでに離婚し、今は2度目の結婚生活を送っている。この夫との結婚も、占いでは「相性最悪」と言われたが、流れの中で「引き寄せ」を感じて決めたのだと語る。
「2000年代半ばですかね。立川の中華街をデートしていた時に、占い師に呼び止められて、相性を見られたんですよ。そうしたら『相性最悪だから結婚できない。ただ守護霊によると、無理ってわけでもない。行い次第』と言われて。結構厳しいこと言われてるじゃないですか。
しばらくして結婚の話を夫とするようになり、それならまず挙式の日取りを決めようかとなった時に、自分が式をあげたい日取りに使いたい式場が埋まっていて、『やっぱりダメなのかなあ』と思ったんですよね。
今はタイミングじゃないのかと諦めようとした矢先に、式場から電話がきて『キャンセルが出た』と言われたんです。これはいい流れが来てるぞ、と思って結婚を決めました。
後日中華街の占い師さんにも『後ろの守護霊がもう結婚していいと言っている』と言われました(笑)。話していて気づきましたが、自分の中では直感が一番の味方で、占いやその他のスピリチュアル理論は、迷った時にもう一票いれる、みたいな感覚ですね」
講談社 ライター ヒラリサより転載